お米の新商品情報
マーケティング企業が「お米の麺」を開発? 米の生産地への秘めた想いとは【エムエスディ】
マーケティング企業が「お米の麺」を開発? 米の生産地への秘めた想いとは【エムエスディ】
マーケティング企業が「お米の麺」を開発?米の生産地への秘めた想いとは
生活者起点の商品・ブランド開発を通じて社会課題の解決に取り組むエムエスディは、米原料の地域ブランド食品を開発しました。米原料100%の半生麺、その名も「米時代(こめじだい)」。開発担当の浅野高光さんが「つるんとした滑らかな口当たりは米ならでは。小麦原料の麺とはひと味違うおいしさがあります」と自信をのぞかせます。
試行錯誤の末に見出したおいしさと体験の価値
目指したのは、日常的に食べたくなるおいしさ。さらに、ローリングストックとして有事の際にもおいしい食事が食べられる、かつてない商品です。一般的な防災食品にありがちな味気なさを解消するため、風味や食感といった麺そのもののクオリティを高めていきました。「震災などの有事では、心身に相当なストレスがかかります。そうした場面で防災食品は栄養だけでなく『やすらぎ』を与えてくれる存在だと思います。だからこそ、多くの人が慣れ親しめる味にこだわりました」と浅野さんは想いを話し、理想の麺の実現に向けた試作は、うどんやパスタなど太さや形状の異なる様々なタイプにおよびました。試作の末にたどり着いたのは、幅広い料理に応用できるヌードルタイプです。ジャンルを問わず幅広い食材・調味料となじむ汎用性の高さが特徴で、卵や長ネギ、醤油でシンプルに味付けした調理メニュー「卵かけごはん麺」は、食材や調味料を引き立てる米ならではやさしい風味と、麺のもちもちとした食感を楽しめます。
地域産米100%の新商品が地域の誇りを醸成する日を目指して
- 発売に向けた最終ステップとして、同社の強みであるマーケティング領域の知見を活かした商品のブラッシュアップを進めています。同社開発ラボ・Laysens Labでは応募モニターに実食や商品紹介を兼ねたテストマーケティングを行い、パッケージデザインや販促物制作など消費者の興味関心をひくためのヒントを探ります。
- 発売後は、まずは行田市に定着することを目指し試食会やPR活動を継続していく予定です。ローリングストックという観点から有事の際の安全・安心を支える食品としての役割を広めながら、行田市産米を100%使用した特産品として魅力を伝えていきます。浅野さんは、地域の飲食店のアイデアをもとに新メニューが生まれ、地域の誇り(シビックプライド)が醸成されていく青写真を描きます。「米はビタミンやたんぱく質を含む栄養面もさることながら、卵や魚といった自然由来の食材との相性がいい“主食界の優等生”。米の特性を活かすことができれば、行田市に限らず、全国各地にある米の生産地でもその土地ならではの特産品は開発できるはずです」。
株式会社 エムエスディ
〒105-0023 東京都港区芝浦1-13-10-8F
https://msd1996.jp/