地元茨城県産の大麦や小麦、米の風味を効かせ蒸溜した原酒を、昼夜の気温差が大きい筑波山麓の環境下で熟成させた味わいは、発売当初から国内外から注目を集めています。日本らしい国産のさくら樽の中で熟成させたものや、ワイン樽で熟成を仕上げた一本など、趣向を凝らしたバリエーションも特徴です。
創業から200年、歴史ある酒造会社の新たな歴史として幕を開けたウイスキー事業は、次なる挑戦に差し掛かっています。現在取り組んでいるのは、茨城県産「八郷のコシヒカリ」の発芽玄米を使用した「ライスウイスキー」の開発です。
ライスパウダーを使った「ライスウイスキー」は展示会などに出品し、流通事業者や飲食事業者からも好評。第一ステップの目途がたち、現在は第二段階の「発芽玄米を原料とするライスウイスキー」の開発準備を進めています。モルトウイスキーでは、収穫した大麦を発芽させることで大麦自体の糖化酵素を活性化させます。同社では玄米を発芽させると大麦同様に糖化酵素を作り出せることを発見。米そのものが持つ酵素と栄養で醸す「ライスウイスキー」誕生の道筋が見えてきました。
【事業者紹介】
木内酒造株式会社
茨城県那珂市南酒出808
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