お米の新商品開発情報サイト コメノミリョク

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お米メニューアイデアグランプリについて
矢印

飲食店従事者や調理師学校の生徒さんなど、「食」にかかわる方々を対象にこれまでにないようなアイデアや、新しいトレンドを生み出せるような「お米を使ったメニューアイデア」を募集するグランプリ企画です。

入賞 各作品10万円 4作品
特別審査員賞 お米1年分 1作品
ノミネート 各作品5千円相当のギフトカード 20作品
審査員のご紹介

「料理王国」
元発行人

中沢 美佐子氏

月刊「食品 新製品トレンド」
編集長

武藤 麻実子氏

山下食糧株式会社
代表取締役

山下 治男氏

松村 沙友理氏

特別審査員

松村 沙友理氏

アイディアイラスト 審査基準 審査基準
 
トレンド性
新規性 / 将来性
実現可能性
 
入賞
新食感なティラミス 新食感なティラミス
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新食感なティラミス

メニューの説明

イタリアのデザート「ティラミス」にお米を合わせてみました。もちもちっとした食感がチーズクリームとよく合います。ご飯とマシュマロをあわせてレンジで加熱したベースにほろ苦いコーヒーシロップを染み込ませています。調理法は「冷やす」です。

最もこだわっているポイント

おはぎのようにスイーツとしてご飯をアレンジできないかと思い考えました。マシュマロと合わせているのでご飯のもちもち感がより感じられますし、マシュマロの甘さとコーヒーのほろ苦さのバランスも良い美味しいティラミスになっています。

米の活用・調理ポイント

500Wのレンジで軽く温めたご飯を粗くつぶし、マシュマロをのせてラップをかけずに1分レンジで加熱します。温かいうちによく混ぜて冷ますと、モチッとした食感になります。

意識したトレンド

旅行欲求の代替欲(例:韓国グルメ・台湾グルメ・イタリアン・エスニック)

 

お米とティラミスという意外な組み合わせが思いがけないおいしさを生み出しました。見ためはまさにティラミス、スプーンですくってみるとちょっと不思議、食べてみると斬新な新食感のデザートです。今回、自分のレシピをこのように評価していただき大変うれしく思っております。本当にありがとうございました。

選定理由

中沢 美佐子氏

米をデザートにする発想は特別新しいというものではありませんが、米とマシュマロを合わせたことによるモチッとした食感の「洋風おはぎ」なのか、「和風ティラミス」なのか、私自身が食べてみたいという欲求に勝てず選出させて頂きました。

武藤 麻実子氏

ティラミス自体は、今なお認知も人気も高いデザート。一方でマンネリ感もある中で、お米とマシュマロでモチモチ食感や新しい風味を創出した点が高評価。新規性もありつつ、食べる側に不安感を与えないティラミスというベースを選択した点がよかったと思います。日本とイタリアの融合ですが、違和感を感じさせないメニューでしょうか。

山下 治男氏

認知度が高く定番スイーツとしての地位を確立しているティラミスに対してお米を組み込むトレンドを意識した創造性や、マシュマロとお米でのもちもち食感を生み出す熱意が素晴らしいです。お米を使用することでマスカルポーネなど乳製品、発酵食品との相性が素晴らしいと感じましたので、今後の広がりとして、乳製品を使用する洋菓子との新しいシナジーパターンに繋がると感じ、洋菓子シーンへの米の使用拡充が大変期待できます。

入賞
鹿児島あきほなみのあんこを使ったどら焼き 鹿児島あきほなみのあんこを使ったどら焼き
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鹿児島あきほなみの
あんこを使ったどら焼き

メニューの説明

<鹿児島あきほなみのあんこ>4人前
・お米(あきほなみ)200g・ざら目100g・水10・米飴30・塩1g
①お米は浸水し、炊き上げる。
②すりばちで①をお米の形が残るようにする。
③②を鍋に移し替えて材料をすべて混ぜ合わせ艶が出るまで練り込み仕上げる。

<米粉のどら焼き>4人前
・米粉100g・ベーキングパウダー2g・卵1個・三温糖50g・蜂蜜10g・米油5g・水15・米油(焼き用)適量
①材料をすべて、ボールに入れて混ぜ合わせる。
②テフロンのフライパンに米油を敷いて火をかけフライパンが温まったら一度濡れ布巾にあてて温度を落ちつかせ、そこに①を流し両面を焼き上げる。

<飾り仕上げ>4人前
・栗4個・塩適量
①焼いたどら焼きの生地にお米で作ったあんこと茹でた栗を挟み、仕上げる。

最もこだわっているポイント

世の中にまだ、製品化していないお米のあんこ使用したどら焼きです。

米の活用・調理ポイント

あきほなみには冷えても粘り気のある食感があるというところから,あんこにしてみたら新しい食感が生み出せると思いあきほなみのあんこにしました。

意識したトレンド

健康・予防食(例:タンパク質・機能性食品・低糖質・代替食品)
追求できる食(例:アウトドアグルメ・スパイスカレー・パン)

 

私は、入賞の知らせを聞いた時、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。「鹿児島あきほなみのあんこを使ったどら焼き」は粒が大きく甘みがあり、モチモチ感のあるあきほなみをあんこに調理するのが特徴です。米は色々な栄養素が含まれており、健康には欠かせない食材です。そんなお米で、優しい甘さのあんこを作り、どら焼きを開発しました。私はこのどら焼きを小さなお子様からお年寄りまで沢山の方に食べて頂きたいです。

選定理由

中沢 美佐子氏

米餡は既に山形県で開発されていますが、米粉から作られているものが主流で小豆のこし餡のように癖のないのが特徴だと思います。今回のアイデアは精米炊飯した米を使い粒餡仕立てにしたところが新しく、米餡の活用の可能性・多様性に期待できると思いました。

武藤 麻実子氏

お米で餡を作り、通常の小豆餡との食感の違いを見出している点が非常に面白いと思いました。また「あきほなみ」の品種特徴として、冷えても粘りがあるということを理解して餡に仕立ててみたというのもよい発想でしょう。また米粉を使ったどら焼きの皮ももちもちしておいしそうで、商品化もしやすいと感じました。

山下 治男氏

全てにおいてお米を使用している点、またお米を粒あんことしてアイテム化するアイデアは秀逸と存じます。スイーツにおいて、特に洋菓子はお米の粒感との相性について好みが現れやすいですが、古来はポルトガルから伝えられたカステラ生地を和テイストに仕上げた、ザ・日本のお菓子「どら焼き」であれば、お米の粒あんという新しいアイテムへの感動と好奇心が勝ちます。今後も粒米あんとの適性が良好なお米という、新たなるお米の需要価値が生まれることを期待致します。

入賞
チキンライスのキッシュ チキンライスのキッシュ
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チキンライスのキッシュ

メニューの説明

5号キッシュ2台分
「材料」
* 鳥もも肉 2枚 うずら卵水煮 12個 パルメザンチーズ 40g
「チキンライス」
* お米 1合 水 160ml チキンコンソメ 10g ケチャップ 50g
「ブリゼ(パイ生地)」
* 米粉 180g 無塩バター 90g 全卵 80g 塩 1g
「アパレイユ」
* 卵 360g 生クリーム 200g 牛乳 160g 塩 ホワイトペッパー ナツメグ

1、[鳥焼き] フライパンで鳥もも肉を香ばしく焼く。
2、[米炊き] 炊飯器にお米、水、チキンコンソメ、鳥の肉汁を入れて炊く。
3、[ブリゼ] フードプロセッサーにバター、米粉、塩を入れて混ざったら全卵を入れてパイ生地を作り2分割にして冷蔵庫で冷やす。
4、[アパレイユ] ボールに全卵、生クリーム、牛乳、塩、胡椒、ナツメグを入れてバーミックスで混ぜて濾す。
5、[型ハメ] 5号の丸型にブリゼをはめて冷やし固める。
6、[ブリゼ焼き] 重石をのせたブリゼを180℃のオーブンで30分焼く。重石を外し塗り卵を塗って10分焼く。
7、[キッシュ焼成] ブリゼにチキンライス、カットした鳥もも肉、うずら卵、パルメザンチーズ、アパレイユの順に入れて、150℃のオーブンで30分焼き、117℃に温度を変えて90分焼く。

最もこだわっているポイント

私自身2歳の子供がいるので「食育」「アレルギー」などに興味がありました。日本の食文化であるお米とフランスの伝統料理であるキッシュを組み合わせることで、小さな子供にも毎日食べるお米と違う国の食べ物を組み合わせて違う視点でお米の美味しさを伝えることができればと思いました。ケーキ屋に勤めていた頃はパイ生地は小麦を使うのが当たり前と思っていましたが、子供が生まれ食に対する関心やアレルギーなど多くのことを意識するなかで、アレルギーのある子供でも食べれるようなキッシュを作ろうと思ったのもきっかけです。

米の活用・調理ポイント

炊飯器に炊く時に少し硬めに炊くことで、キッシュにお米を入れてオーブンで焼いてもお米の食感がベチョベチョになりません。パイ生地は米粉100%で作ることで、グルテンフリーをなり、サクサクの食感になると共に、小麦アレルギーの方にもお召し上がりいただけます。

意識したトレンド

健康・予防食(例:タンパク質・機能性食品・低糖質・代替食品)
旅行欲求の代替欲(例:韓国グルメ・台湾グルメ・イタリアン・エスニック)

 

この度はすばらしい賞をいただき嬉しく思います。日本の食文化に欠かせないお米とフランスの伝統料理であるキッシュというそれぞれ、昔から親しまれている食材と料理を合わせました。子どもから大人まで馴染みのあるチキンライスをキッシュの中に入れる事で懐かしくもあり、新しさを感じる一品に仕上げました。私自身小さな子どもがいるので日本の子供たちにお米の美味しさを伝えることができればという思いで作りました。

選定理由

中沢 美佐子氏

子供の大好きなチキンライスをキッシュの具とし、パイ生地も米粉100%にすることで小麦アレルギー対応はもちろん、米の消費量も上がるレシピだと思います。また、ヨーロッパでは米は野菜という考え方があるので、キッシュの具にチキンライスというのは外国人にも抵抗感なく受けいれられるとも思いました。

武藤 麻実子氏

キッシュの具材としてご飯を入れるという、ありそうでなかったメニューです。一食としてのボリューム感もあり、食事としてかなり完成度の高いものができそうだと直感しました。味付けや具材もアレンジがききそうなところも評価ポイント。また「小麦アレルギー」に着目し、誰もが一緒に食べられるという視点もよいと思いました。

山下 治男氏

ブリゼと具材にお米をフル活用され、また皆が好きなチキンライスというアイテムは子供達は勿論、老若男女へのアプローチもしやすく、何より味の輪郭を想像しやすいなじみの良さがあり、フランス料理のしっかりとした調理技術が入り、米粉の吸水性と食感をプラスの方向で表現されており、秀逸と感じます。

入賞
お米のフラッペ(古代フラッペ) お米のフラッペ(古代フラッペ)
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お米のフラッペ
(古代フラッペ)

メニューの説明

①ライスミルクを作る
米粉10g、水300ml、砂糖30g、塩ひとつまみを鍋に入れて混ぜながら沸騰させ、そのまま1分加熱する。

②豆乳ホイップクリームを作る
豆乳200ml、砂糖20g、寒天粉3gを鍋に入れてよく混ぜる。中火にかけて、縁がポツポツしてきたら弱火にして、沸騰させずに1分煮る。その後ボウルに移し、粗熱をとりながら泡だて器かハンドミキサーで混ぜる。(氷水などで急激に冷やさないこと。ダマになる。混ぜながらゆっくり冷ますことでダマにならない。)この工程を2回繰り返す。一度に作ると豆乳が固まらずクリーム状にならない。

③フラッペを作る
①で作ったライスミルクに、砂糖大さじ2、氷200gを加えたものをミキサーにかける。コップに移した後、細かく砕いたフリーズドライのいちご7gを入れスプーンで混ぜる。その上に②で作ったホイップクリームをしぼり、粗く砕いたフリーズドライいちご3gをかける。

最もこだわっているポイント

・牛乳の代わりにライスミルクを使用していることや、生クリームの代わりに豆乳を使用しているのでアレルギーを持っている方でも飲むことができます!また植物性の材料のみを使用しているのでベジタリアンやヴィーガンの方でもフラッペを楽しむことができます!
・普通の米粉でも作れますが、私たちは奈良県の明日香村で栽培されている古代米である赤米と黒米の米粉を使用し、古代フラッペとしました!!牛乳では白しか表現できませんが、古代米を使うことで赤や黒といったこれまでにない色のフラッペを表現できました!!!「古代」をコンセプトにすることで歴史好きの人の興味を惹くこともできると思います。
・フリーズドライのいちご(明日香村産「あすかルビー」)は、いちごが濃縮されているため香りがとても強く、ライスミルク特有の米の香りや豆乳の香りが全く気にならず、それらを苦手としている人でもおいしくいただけます!また色もとても鮮やかで映えます!
・いちごに限らず地域の食材や旬の食材を使ってフレーバーを自由にアレンジをすることができるので、年間を通じての販売や全国の地域振興に役立てられます!

米の活用・調理ポイント

お米をライスミルクにすることで、普段お米を食べない人でも気軽に摂取できるようになっています。

意識したトレンド

健康・予防食(例:タンパク質・機能性食品・低糖質・代替食品)
追求できる食(例:アウトドアグルメ・スパイスカレー・パン)
写真・動画映え食(例:昭和レトロ喫茶・チーズ・カラーフード・塊や大盛り)

 

受賞できてとってもうれしいです!!このフラッペはメンバーの13人がそれぞれ役割を果たして完成させた力作です。もともとこの商品は明日香村の公社の方々と一緒に取り組む中で考えたものです。私たちの考えたメニューが商品化され、地域の活性化につながって日本が元気になってくれたらいいなと思います!!!

選定理由

中沢 美佐子氏

古代米で自然な色味を付けたことはポイントが高かったです。地域食材の活用・伝統食の継承・健康食(現代人に不足しがちな栄養素を多く含む健康食材)としてなど、PRポイントがいっぱいの商品だと思います。実際に商品化する際には、ターゲットを女性に絞ると面白そうです。

武藤 麻実子氏

代替ミルクを使用し、デザートドリンクに仕立てている点が、現在のプラントベースフードのトレンドに合っていると感じました。地元米での色合いも含め、「古代」のネーミングも興味をそそります。高校生が自分たちも飲みたいと思って作っているのであれば、リアルな消費者層として10代に訴求できそうです。

山下 治男氏

ヴイーガン、グルテンフリーの方々にも接種していただき、お米の使用量の多さ、奈良県ならでは古代米の作付けが多いことの加味、商品に活用もされてらっしゃり、栄養成分も考えてらっしゃると思います。大和は国のまほろばという言葉があるように、古代米のブームを世の中に牽引されてきた心象もございます。その古代米を更にフードテックされた商品に情熱と秀逸さと完成度の高さを感じております。

特別審査員賞
特別審査員の松村沙友理さんにもお気に入りのお米メニューを選出いただきました! 特別審査員の松村沙友理さんにもお気に入りのお米メニューを選出いただきました! イタリ寿司(稲荷寿司) イタリ寿司(稲荷寿司)
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イタリ寿司(稲荷寿司)

メニューの説明

油揚げをトマトジュース、てんさい糖、コンソメで煮含める。シ―フ―ドやポルチー二茸の炊き込みご飯を作り、バルサミコ酢、パルメザンチーズを和えて詰める。

最もこだわっているポイント

私自身が稲作寿司が好きでよく食べるのですが、同じ味に飽きる時があります。そこで変わり稲作寿司が食べたいと思い考えた自信作です。アルデンテにする事でおいしくなります。

米の活用・調理ポイント

トマトの旨味成分を活かし、ポルチーニの香りを米に吸わせ、米をアルデンテにたきあげる。

意識したトレンド

旅行欲求の代替欲(例:韓国グルメ・台湾グルメ・イタリアン・エスニック)

 

お米メニューアイデアグランプリにて、賞を頂きました事に感謝申し上げます。様々な分野でエントリーする事が初めてでしたので、まさかと驚きを隠せませんでした。今回の一品は、日々の仕事の楽しさやユーモアを表現できたかと思っています。今後も仕事に励みながら、料理と向き合い楽しみ務めたいです。飲食店と同じに米農家としても、大変嬉しいことであり、励みになります。ありがとうございます。

松村 沙友理氏

特別審査員

松村 沙友理氏

松村 沙友理氏

1992年8月27日生まれ、大阪府出身。
2011年に乃木坂46のメンバーとしてデビュー。グループの中心メンバーとして活躍し、2021年にグループを卒業。卒業後、『プロミス・シンデレラ』(TBS)、『農家のミカタ』(TX)、『愛しい嘘~優しい闇~』(EX)、『お前によろしく』(YouTube/TELASA)『花嫁未満エスケープ』(TX)、『推しが武道館にいってくれたら死ぬ』(ABC/EX)出演など、女優として活動の幅を広げる一方で、女性ファッション誌『BAILA』のレギュラーモデルを務めるほか、『JAグループお米消費拡大アンバサダー』としての活動や、またタレントとしてバラエティー番組にも多数出演するなど活躍の場を広げている。

選定理由

私もお稲荷さんが大好きなのですがこの発想は斬新で食べてみたいなぁと思いました!おにぎりやお弁当に入れたりとどこでも食べられそうな手軽さもいいなぁと思いました!大人から子供まで好きそうな味でトマトジュースで煮詰められた油揚げの味がとっても気になります♡

背景
アイディアイラスト 総評コメント 総評コメント

中沢 美佐子氏「料理王国」元発行人

今回の「お米メニューアイデアグランプリ」では、日本の食文化の中での米の新しい可能性、消費者のニーズにあったアイデアがたくさん集まりました。
もともと米消費の9割を占めるアジアでは、デザートとして甘く炊く、発酵させて天然甘味料とする、保存食として干す、丸めてファーストフードにするなど、炊飯だけではない食べ方がたくさんあります。今回集まったアイデアもそれらを彷彿させながらも、昔からあるものをリブランディングした提案、防災や食品ロスを解決する提案、子供たちの未来のための正しい食の提案など、どれも商品化してみたいと思えるものでした。特に若い人たちからの提案が多かったことは、日本の未来は明るい!

武藤 麻実子氏月刊「食品 新製品トレンド」編集長

想像以上に様々な視点と切り口のメニューが勢揃いしており、大変楽しく審査をさせて頂きました。また応募くださった方々ご自身が、お米のポテンシャルの高さや素材としての利用価値、汎用性の高さをご理解していらっしゃる点には感嘆しかありませんでした。炊飯という馴染みのありすぎる食べ方から脱却することは決して容易ではないと思っておりましたが、本企画を通じて、これからのお米の活躍が輝かしいものだと改めて認識しました。お米自体の味を引き出すいろいろな調理方法、お米とお米由来の加工品との組み合わせ、甘辛自在な風味作りなど、ユニークかつ「食べてみたい!」と思う作品が多く、是非、商品化という次のステップも期待しております。

山下 治男氏山下食糧株式会社 代表取締役

応募頂きました方々が様々な視点でお米を活用しようという思いが作品に現れ、活気的且つ複眼的な思案と共に、創造性という言葉に沿えられるアイテムがお米であると改めて再認識できたグランプリでございました。粒食として頂く銀シャリの産地や食味の個性を楽しみながら、和洋中の専門的な分野の一品(ひとしな)にも、お米の活用にて逸品になる為に適性度合いを試行される努力など、胸が熱くなる思いでした。料理に使用するお米の適性さを銘柄ごとにセグメントが可能であることにヒントと建設的な未来を感じ、新しいスタイルで日本のお米が進化を遂げ、令和式の椀飯振舞として後世に繋ぐ米文化になりえる息吹を感じたグランプリでした。