お米の新商品情報
米粉菓子ブランド誕生、北の大地の畦道から続く米の物語【株式会社クリエイティブオフィスキュー】
米粉菓子ブランド誕生、北の大地の畦道から続く米の物語【株式会社クリエイティブオフィスキュー】
「aze」という名に込めた想い
- 北海道でエンターテインメントと飲食事業を展開するクリエイティブオフィスキューは、舞台・映像・音楽で培ってきた"物語づくり"を食の領域へと広げてきました。食品メーカーとの共同商品やテレビ番組、映画作品を通じて北海道の一次産業と食の魅力を発信し続け、2027年には創業35周年を迎えます。
飲食事業では2012年、札幌に「ブーランジェリーcoron(コロン)」を開業。北海道の小麦文化を軸にしながらも米の可能性にも目を向け、小麦と米を横断する発信拠点「スペース 米と麦」を2022年から展開。北海道産米のライスヌードル「comen(コメン)」の開発にも挑戦し、グルテンフリーの選択肢を広げています。
その延長線上で立ち上がったのが、米粉菓子ブランド「aze(アゼ)」です。
ブランドの思想を託す名として、社内で検討を重ね、「畦=道を刻む」という意味の「aze」にたどり着きました。ロゴマークは漢字の「畦」をモチーフに、田園を上空から見たようなフォルムで畦道を表現。「田園風景に思いを馳せ、そこに手に取る人の思いを重ね、道をつくる」というメッセージを込めています。ロゴタイプは訪日客にも伝わりやすいアルファベット表記を採用しました。 
- 開発コンセプトの柱は3つ。北海道産米の新しいおいしさを米粉菓子で直感的に伝えること。グルテンフリーの選択肢を味の妥協なく広げること。そして生産地と生活者が記憶と実感でつながる「道」をつくることです。
飲食事業部課長の島森萌さんはこう話します。
「季節や土地のニュアンスを受け止める"余白のある菓子"を描きました。生産地に思いを馳せながら召し上がっていただければと」
その味わいを実現するために、素材と向き合う日々が始まりました。 
味わいを追求した米粉の本格焼き菓子づくり
- 米粉菓子のレシピ開発を担ったのが、パン職人でパティシエの寺江直美さんです。目指したのは「本当にお米?」と思わせる軽やかさと満足感を兼ね備えた味わいでした。
原料米には、水資源豊かな旭川エリアで育まれた「ゆめぴりか」を使用。強い甘みともっちりとした食味が、米粉菓子に奥行きのある味わいを与えます。バター、卵、チーズなどの副材料も北海道産を中心に選び、素材そのものが物語を持つ構成にしました。
「米粉は水分量や混ぜ方によって食感が大きく変わります。ざらつきが残りやすいので、それをどうなくすかが一番の課題でした。水分量や配合を少しずつ調整しながら、食感を整えていきました」と寺江さんは振り返ります。 
- 象徴的な工夫が、玄米の使い方です。当初は玄米粉の使用を検討しましたが、理想の味には届きませんでした。そこで着目したのが玄米茶です。炒った道産うるち米を粉末化し、生地に加えることで、米の香ばしさを引き出しました。さらにフィナンシェとマフィンにはほうじ茶を加え、和の余韻を感じる味わいに仕上げています。
こうして完成した商品ラインナップは4種。玄米シフォンケーキ、玄米マフィン、玄米フィナンシェ、そして畦道をモチーフにした細長い形の米粉サブレです。米の魅力を最大限に引き出しました。 
米を軸に、広がる食の物語
- 完成した米粉菓子は社内試食でも好評を得ています。
玄米シフォンケーキは、もちもちとした弾力とふんわりした軽さを両立し、玄米の香ばしさがアクセントになっています。マフィンは、卵の風味が感じられるしっとりとした食感。
フィナンシェは、卵黄不使用ながらも、独特の焦がしバターの風味を残し、お茶のフレーバーで深みを出しています。
サブレは米粉ならではの軽やかなサクサク感が特長で、アーモンドプードルやバターを足すことで満足感のある味わいに仕上がりました。カレー、セサミオイル&ソルト、トリュフ、チーズの4種類のフレーバーはワインなどにも合う大人向けの味わいで、畦道をモチーフにした形状の物語性とあわせてギフト需要にも応える商品です。 
- 今後は3つの方向で展開を進める考えです。まずは米粉菓子の深化。季節素材との組み合わせによって味の幅と物語性を広げ、日持ちや量産性の向上にも取り組みます。そして「スペース 米と麦」を拠点とした、パン・麺・菓子を横断するメニュー開発。米を軸に、新しい食の楽しみ方を提案していきます。
こうしたブランド開発と並行して、販路の拡大も見据えています。今後、冷凍設備等の導入によって量産体制が整えば、観光地や商業施設、空港売店、オンラインなど多様な販売チャネルへの展開も期待されます。
島森さんと寺江さんは、口をそろえて話します。
「北海道のおいしさを発信しながら新しい食文化をつくり、グルテンフリーの食を探している方にも多様な味わいを届けたい」
azeは、大地の畦道のように米の可能性を広げていくブランドです。焼き菓子を入り口に、北海道の食と産地の物語を伝える取り組みは、これからも続いていきます。 
※本記事は2026年2月時点の情報です
【事業者紹介】
株式会社クリエイティブオフィスキュー
北海道札幌市中央区北2条東3丁目
https://www.office-cue.com/
【販売情報】※販売開始予定は2026年3月中旬以降(2026年2月時点)
・スペース 米と麦
札幌ステラプレイス EAST B1F(北海道札幌市中央区北5条西2丁目)
https://ricenoodle-comen.com/
